「住まいと耐震工法研究会」
構造設計論 −性能規定型設計法へ向けて−
樫原健一
http://serb.jp/company.html
阪神淡路大震災のあと、建築基準法が一部改正され性能規定型設計法も可能となった。しかし建築確認制度の運用に当たって未だ社会に定着したとは言い難い。さらに2007 年に発覚した耐震偽装事件以降、諸制度の改革が行われても設計法の運用は、特に伝統的な木造建築をめぐって混迷を続けている現状である。耐震安全性を巡る諸議論のなかで、著者の主張、論考を発表順に再構成 の上掲載する。
CONTENTS
・ 構造設計のパラダイム(1995 年)
・ 構造設計と性能規定(2001 年)
・ 戸建て木造住宅の耐震診断・改修の意義(2005 年)
・ 信頼される構造設計をめざして(2007 年)
・ 木造の可能性−デカルトの方法をめぐって(2008 年)
・ 経済行為としての構造設計(2009 年)
・ 対談「阪神・淡路大震災から20年」(2014年)
・ 火の国と白馬村の直下型地震を考える(2016年)